社内報 第0050号
ブサイクだっていいじゃない 2006.04.21 発行

「ブサイクだっていいじゃない。人間だもの」なんてエラい人が言ったとか言わないとか…。
とかく不細工には風当たりの強い世の中ですが、そんな見てくれなんて関係なく
人として欲するものは安寧であり、その一端を担うのが金であることは間違いありません。

某IT企業の社長が逮捕され、拝金主義が形を潜める中、それでも貪欲に栄光を求めた
バリ商事社長と新入社員の奮闘振りをご紹介します。

 株投資で莫大な負債を抱えた
 バリ商事の次なる資金繰りが
 自主制作CDの発売でした。

 ラジオ番組の企画を通し、
 バリ社長の号令を受けた
 新入社員数名が作曲を開始。
 
 社長も率先して楽曲作りに精を出し
 遂に自主制作CDが完成しました。

 合言葉は「ノークレーム ノーリターン」

ビッグマネーを夢見たバリ商事は
早速、発売日を地元の祭りに合わせ
そのステージでライブを行う周到ぶり。

社長の飛び入り参加も企画されましたが
ひきこもりが一朝一夕にして
人前に出るのは、そもそも無理でした。

たった一人のキッズの熱視線を受け
魂のライブがスタート。

因みに、写真では分かりませんが
新入社員は、一様に不細工です。

ライブ後、ステージ横に設けた
CD販売ブースには閑古鳥が…。
最終的には、ちょっとした
荷物置き場になっていました。

発売数分後に過剰在庫の恐怖を
まざまざと実感するバリ社長。

蒼ざめる社長の背後には
バリ商事のライブ後にステージに立った
20歳の若手ミュージシャンの姿が。

ファンから写真撮影を求められ
それを快く受けている姿が新鮮です。

男前のミュージシャンを囲むファン。
一方、呆然自失の社長を囲む
不細工新入社員。

美しさと若さ。その両方を失った社長が
若手ミュージシャンを恨めしそうに眺め
「不細工の気持ちも知らないで!」と
愚痴をこぼすと「美男子に不幸を!」と
呪いの言葉で続くバリ社員。

そうこうしていると、ファンとの交流も終えた若手ミュージシャンが我々の前へ…。
「お疲れ様でした」の笑顔に、その瞬間、バリ商事総出でハートを掴まれる始末。
「彼には売れて欲しいね。」 恐ろしいほどの速さで手の平を返す不細工ブースの面々。
「負け犬」と言う言葉が、これほど似合う男たちも、珍しいかもしれません。

その夜、打ち上げで発表された在庫数は92枚…。
欲に目がくらんで始めたCD製作。しかも、このCDが二枚目だと言う事実。
そんな中、売れた枚数が8枚…。リアルな数字だけに笑えませんね。

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