社内報 第0034号
尚樹まつり 永久閉店の理由 2004.07.04 発行

広島市内某所。散歩中の男性も釘付けになる
謎のショップが突如出現しました。

記録的な赤字にも懲りず、バリ社長が経営する
ドリームショップ「尚樹まつり」が、この日
三度目となるオープンを迎えたのです。

過去二度に渡って開催されたにも関わらず
一度も語られる事のなかった「尚樹まつり」。
最後のオープンとなったドリームショップの
全貌が、いよいよ明らかになります。

「尚樹まつり」は、正に時間との闘いです。
店の前を素通りする通行人を眺めながら
自分の愚かさを見つめ直す時間と
売れ残った在庫をどうするかを思案する
時間が、腐るほど与えられます。

宮崎駿監督 『魔女の宅急便』の
ビデオパッケージを彷彿とさせる
カウンターでのブルー振り・・・。
バリ社長とスタッフの姿が涙を誘います。

「尚樹まつり」はノベリティーグッズの販売が
軸になってるように見えますが、制作費を
考えると、完売しても収入は多くありません。
「尚樹まつり」 真の収入源は
バリ社長の私物の売上金なのです。

これを世間では「フリーマーケット」と
呼んでいます。

一枚100円にしても、売れない私物。
「あげる」と言っても、なくならない私物。
更に今回は、ノベリティーグッズさえ
売れません。

岡山、東京からご来店下さった方々も
交通費の支払いで力尽きたのか
900円前後の購入で店を後にしました。

しかし、来店頂いた方々全員が
差し入れをして下さり、Tシャツまで頂いた
バリ社長は赤字を忘れて、ご満悦です。

こうして、バリ社長が仕掛けたドリームショップ「尚樹まつり」の歴史は幕を閉じました。
1万円以上、更に2万円以上購入して下さった、正に「あしながおじさん」の存在で、
殺人的な赤字を回避したにも関わらず、永久閉店を決意した理由とは何だったのでしょう?
それは今回、撮影係も務めてくれた女性スタッフの一言がきっかけでした。

「中島さん。こうまでして古着を売りたいんなら、古着屋さんに行ってみたらどうですか?」

閉店後、半信半疑で向かった古着屋で、社長の私物19点に4450円の値が付きました。
その時、やっとバリ社長は悟ったのです。 「・・・古着屋に売った方がいいじゃん・・・」

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