社内報 第0031号
ぶらり 個人投資の旅 2004.04.01 発行

バリ商事が設立されてから、お陰様で四年の月日が流れ、バリ社長も三十路を迎えました。
この節目の歳に何かをしたいと思っていたバリ社長は、ふと思いつきました。
「そうだ。株をやろう」 社長のおバカな発想は止められません。
こうして、バリ社長は30歳になった その日の昼下がり、「ぶらり 途中下車の旅」ならぬ
「個人投資の旅」へ、ぶらりと出掛けました。

投資に必要なものと言えば、印鑑と身分証明書
そして、株を購入する為の大金です。

社長は早速、銀行に赴き、震える手で
貯金をおろします。その額なんと100万円。
この辺りから、急に社長は挙動不審になります。

周囲を必要以上に警戒しながら、
バリ社長はジーンズ姿で証券会社へ…。
いぶかしそうに見つめる女性社員の視線に
快感を覚えるバリ社長。


30歳にして初めて入った証券会社の印象は
普段着に身を包んだ紳士淑女のサロン
と言ったところでしょうか。

そんな中、早速、今日が誕生日だ
と言うことを担当者に伝え、口座を開設。
二社の株を購入する為に、100万円を
渡すバリ社長。

それをカメラに収める恥辱も敢行。

その後、誕生日と言うことで、
なんて事ないミニタオルを頂きました。
「100万円渡して、これかぁ〜」
と、リアルな感想が自然とこぼれます。

さて、肝心の株はSONYとラウンドワンの二銘柄。
それぞれの最低売買単位の株を購入すると
ラウンドワンが188000円、SONYが486000円。
洒落にならない大金です。

意気地のない社長が悩んでいると
午後3時となり、その日の取引は終了。

そして、翌日の午前9時。
担当者から電話が入ります。

「中島様。取引が始まりまして、現在
ラウンドワンが187000円。SONYが…」

結局、一日あけて多少冷静になった
社長はSONY株購入を保留としたものの
ラウンドワンの株は購入する事にしました。
さぁ!いよいよ!あの言葉を言う時です。

「よし!買い占めろ!」

この言葉を言いたいが為に、19万円近くを使ったんだと、気付いたのは
二度寝から目覚めた午後2時過ぎの事でした。

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